何でも簡単にできる子どもはかえって危ない?優秀な子が身につけるべき力とは・・・!?
基本的にやらせてみると人並みにはできるけど、それから先がなかなか伸びない・・・
ピアノのコンクールでどうしても金賞が取れない・・・
幼稚園の運動会のかけっこではいつも2位になってしまい、1位になれない・・・
あと一歩、あと一歩がなかなか努力できない。
このようなことで悩んでいませんか?
やらせてみるとさほど練習しなくてもある程度までできてしまうお子さんはたくさんいます。
これはすばらしいことであります。
しかし、このようなお子さんに多く見られるのは、あと一歩のところで努力ができない点です。
子どものころに、この癖がつくと、それは将来、子どもがつまづいたときに大変になります。
なぜなら、現時点では簡単にできていても、大きくなるにつれて求められるレベルは高くなってきます。そのため、そのときにあと一歩のところで努力することをやめるようになってしまいます。
これは非常にもったいないです。
お子さんの本当の力を発揮できるように保護者の方々は教育する必要があります。
そこで、今回はこのような悩みをお持ちのみなさまに。、すこし工夫するだけでできる、「あと一歩の努力」を子どもに身につけさせる方法をご紹介していきます。
なぜ、あと一歩の努力ができないのか?
なぜ、みなさまのお子さんは「あと一歩の努力」ができないのでしょうか?
それには理由がいくつか考えられます。
自分のお子さんに当てはまりそうなものをまずは見つけてみてください!
①たいていのことは、やらせるとある程度までできてしまう
ピアノでも歌でもかけっこでもやらせてみると時間をそんなにかけないで、人並み、もしくはそれよりすこし高いレベルまでできてしまい、満足してしまうお子さまがいます。
これはおそらく、お子さんが生まれてから、保護者の皆様がなんらかの工夫した教育を行ってきたことの証明になるので、すばらしいことです。
しかし、年齢を重ねるに連れて求められるレベルも上がります。
そのため、幼児の時代は基本的になんでもできても、そこで満足して、努力する力がないと
なんらかの壁にぶつかったときに、すぐにやめてしまったり、楽な方向に向かってしまったりするRリスクがあります。
②向上心が育っていない
向上心とは「現在の状態の満足しないで、より優れたものや高いレベルのものを求めて努力する気持ち」のことを言います。
この向上心がしっかり育っていないために、ある程度できてしまうとそれで満足してしまい、
そこから先がなかなか伸びないということになります。
③人に言われてからでないと行動できない
いつもいやいやながらお子さんに「やりなさい」と何回も言っていませんか?
本当はしつこく言いたくはありませんよね・・・
でもちゃんと言ってあげないと、なにもしないので仕方なくいってしまう・・・
これは、お子さんをもつ保護者の方に共通する悩みです。
これもひとつの癖なので、幼児期のうちに矯正してあげることが必要です。
小学生や中学生になってからではその癖を治すのには時間が労力がとてもかかるからです・・・
これらの理由によって「あと一歩の努力」はどんどん遠ざかっていきます。
そのため、これらの点を改善していくことが必要になります。
子どもがあと一歩の努力ができるようになるためにはどうすればいいのか?
では、どうすれば子どもは、最後のひと頑張りをすることができるのでしょうか?
それには3つの力を身に着けさせることが必要です。
それはなんだと思いますか?
では、見ていきましょう!
①向上心
まず、向上心が必要になります。
これは、上のとこでも述べたように、最後のひと頑張りができない理由としては
子ども自身に「向上心が育っていない」ことが多いです。
この向上心は、人間が生きていくためには必ず必要な力です。
何をするにしても向上心というものは必要です。
そのため、この幼児期のときから「向上心」は身に付けていく必要があります。
②自己統制力
自己統制力ってなに?
自己を統制って、我慢する力のこと?
などと思っていませんか?
たしかに言葉からするとそう思ってしまうかもしれません。
しかし、ここでの自己統制力とは、「自ら目標を掲げて、それに向かっていろいろいろ考えながら、試行錯誤して自主的に努力する力」のことを言います。
ここにはいくつかポイントがあります。
まずは「目標を掲げる」ということです。
人間は目標やゴールがなければそれに向かって努力することも工夫することもできません。
まずは大前提として、目標を設定すること必要です。
そして次に「試行錯誤して」という部分です。
自己統制力という言葉の中には、いろいろ自分で考えを巡らせる創意工夫をする力も
含まれます。そのため、しっかり自分で考える習慣を身につけることも含みます。
そして、一番大切な点は「自主的に」という部分です。
これは、「だれかに言われたからやる」のはなく、「自分から自発的にやる」
ということになります。
このように自己統制力には、いくつかの大切な要素が含まれています。
これらのすべての点を身につけて、はじめて自己統制力を身につけたことになります。
そして、あと一歩の努力をができるのようになるには、この自己統制力を身につけることがとても大切なのです。
③計画力
最後に必要な力は計画力です。
これは、具体的には、目標を設定したとに、それを具体的にどういった手順・やり方・方法で行っていくかを考えることです。
いくら目標を設定できて、かつ、それに向かって努力する力があっても、具体的にどのようなことをすればいいのかがわからないと、それを最大限活用できません。
そのため、しっかりと、目標達成のための計画する力も必要になります。
では、具体的に「向上心」「自己統制力」「計画力」をどうやって育てればよいのか?
では具体的にどうやってこれらの力を身につけていけばよいのでしょうか?
ここからは具体的にそれらの力を身につけるための実践方法をご紹介していきます。
①目標設定を高く設定する
まずは目標の設定です。
目標は何でもいいので、そのレベルを上げることを意識してください!
たとえば、幼稚園の運動会のかけっこであれば、もちろん目指すは1位です。
もしピアノなどをやっているお子さんであれば次のコンクールで金賞を取る、
幼児教室に通ってる人であれば、幼児教室内で1位を取るというような目標を思い切って掲げてみることが大切です。
そのため、まずは子どもといっしょに話して、次の運動会のかけっこで1位をとることを
目標にしましょう。
②子どもといっしょに目標に向けての具体的な計画(2週間~1ヶ月)を立ててみる
そして、その次にやることは、運動会まで具体的にどんな練習をいつするかということです。
それもいっしょに子どもと計画を立ててあげましょう!
最初からひとりでやらせることは子どもにとってもむずかしいです。
そのため、最初はいっしょに「いつの何時頃、どんな練習しよっか?」というふうに
相談しながら計画を立てましょう。
そうすることで、目標に向かっていつ、どんなことをするかを考える計画力を身につけることができます。
ここで、運動会まで残り一ヶ月の状況で、かけっこで1位をとることを目標とすれば、
7月1日 運動会当日
6月スケジュール 1日 タイム測定 |
というような感じで立ててみましょう!
他の目標であっても同じようにやってみましょう!
③子どもが計画どおりにできないときは、しっかりとやるように促す
まだ、幼稚園のお子さんには計画どおりに一人でやることはむずかしいです。
なまけてしまうこともあれば、やりたくないというときもあります。
このときは、しっかり親子で目標(かけっこで一番)を再確認して。、計画通りに行う練習の必要性を再認識させることが大切です。
最初はすこし、しつこくなるのは仕方ありません。
そのときは、怒鳴ったりしないで、語りかけてあげるようなイメージで行いましょう。
④一回作った計画にこだわりすぎない
一回つくった計画にこだわりすぎる必要はありません。
計画を立てて、それがそのまま完璧に進むことはありません。
大切なのはその段階で何がいちばん効果的なのかを考えながら行うことです。
計画通りに進めることに慣れたら、それは形式的にやっているだけです。
しっかり、子どもいっしょに調整しながら計画を修正してがんばりましょう!
⑤目標が達成できなくても決して怒らないで、計画を立てて努力してきたことを褒めてあげる
計画を立てて、練習して、本番にのぞんでも、1位になれないことはあります。
そのときに「どうしてできなかったの!!」と怒ってはいけません。
まずは、褒めてあげてください。しっかり本番までに目標を掲げて、計画を立てて練習して、
努力したことを褒めてあげることは必要です。
まだ小さい子供は、それができているだけで本当にすごいのです。
だから、結果はどうであれ、「よくがんばったね!!」の言葉は必ずかけましょう!
さいごに
ここまで、「あと一歩の努力」ができる子どもに育てるためには何が必要かをご説明してきました。
さいごまで、努力するためには「向上心」「自己統制力」「計画力」がキーパワーになります。
これらの3つの力を身につけることはお子さんの将来に大変良い影響を与えてくれます。
計画を立てるなど、なかなか手の込んだことをすることは避けられませんが、
最初にいっしょにやってあげることで、成長するにつれて子どもは自分でできるようになります。
ぜひ、実践してみてください。
驚くべき効果をさまざまな点で見ることができると思いますよ!
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