早期教育をやるまえに知っておかなければならない7つの注意

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

はじめに

受験などを念頭に置き,専ら知識のみを獲得することを先取りするような、
いわゆる早期教育

現代では、幼児期の英語教育なども人気になってきています。

たしかに、幼児期に英語を聴かせることで、将来そのこどもたちは
英語をしっかり聞き分けられたりするという効果は期待できます

しかし、幼児期に必ずしも早期教育をしたほうがよいかというと
その答えはNOです。

それにはさまざまな理由がありますが、今回は早期教育という点から
見てみることにします。

早期教育は大切なの?

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早期教育をすれば、子供の豊かな将来を約束することが
できると考えている親も少なくないと思います。

たしかに早期教育を受ければ、傑出した人物になれる子どももいます。
しかし、全員が全員そうではありません

それはその子供の個性、向き、不向きであるからです。

よく言われるIQ(知能指数)に関しては、
早期教育を受けて幼児期に高いIQを示した子供でも、
青年期(13歳から19歳頃あたり)に入れば平均的な知能指数に落ち着いていく
つまり、幼児期の早期教育の効果は歳を取るにつれて消えていくという調査結果もあります。

逆に言えば、幼児期に早期教育を受けていなかった子どもでも青年期に入れば、
幼児期に早期教育を受けていた子どもと同じIQになる可能性が高いということです。

つまり、子供のころから知能指数だけにこだわる必要はあまりありません

もし早期教育を行うなら、どんな子供に育てたいのかよりも、目標(例えば小学校受験)
をしっかり設定して、子供に何が必要なのかを考えて、子供にあった早期教育のプログラムを
選ぶ必要があるでしょう。

<早期教育をすることで得られるメリット>

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早い時期に基礎学力をつけることで小学校に入学した時に勉強につまづきにくい

早期教育で、しっかり基礎を身につけることで小学校に入ったっ時に
勉強につまずかないで入ることができ、良いスタートをきることができます。

幼児期のうちから専門的なことをを身に付けることができる

スポーツなど、特定の習い事をさせることで、はやくから
それに対しての専門的な技術などを身につけることができる。

基礎学力を身につけて、勉強で優位に立てる

小学校に入ったばっかの頃は、ほとんどの子どもは
はじめて触れるものが多いですが、早期教育で土台を
つくっていくことで、他のこどもたちよりも優位に立てます。

<早期教育を行うことで考えられるデメリット>

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1.自然な脳の発達を阻害する

早期教育により知識のつめこみを行うと、
自然な脳機能の発達を阻害してしまう恐れがある」と言われています。

幼児期のこどもの脳はとてもやわらかいです。
そのため、この時期に、さまざまな経験を通して、人としての人格、人間性、また
豊かな感性を育むことが望ましいです。

しかし、早期教育を行い、脳が未成熟なうちに情報を詰め込むことで、
本来発達するべき「感情」や「個性」を育む脳の活動が損なわれてしまう可能性があります。

2.早期型はインプット型

インプットとは「中に取り込む」という意味です。
つまり知識などをとにかく暗記させたりして、脳に取り込むことです。

これは幼児期のこどもにはあまりよくないとうことは
前のところでも説明しました。

情報のインプットばかりをせず、アウトプット型の教育をすることが大切です。

ここでいう「アウトプット型」の教育とは「五感を通した体験」です。

自然環境の中でいろいろな植物に触れてみたり、もしくは絵を描いたり、
はさみをつかって紙を切ってみたり、いろいろなジャンルの音楽を聞いたりなど
身近にできることで十分です。

このようなことを体験させてあげることで、こどもにとっては貴重な体験になります。

シナプス(神経細胞の結合部分)愛情、肌の触れ合い、会話などの受け答えを伴うコミュニケーション、適度な音楽や運動などの刺激、お手伝い、外遊び、自然体験などにより増えてゆきます

3.コミュニケーション能力が育たない

早期教育に時間をとられると、子供自身が公園に行って友達を作り遊んだり、
もしくはその過程で喧嘩をしながら共同作業を行っていく本来の「遊び」が減ってしまいます

この自発的な友達との遊びが減ることで、
コミュニケーション能力の発達を阻害してしまう恐れがあります。

「早期教育のお教室で遊べるから…」と思う方もいらっしゃると思います。

しかし早期教育の遊びは、そのようなコミュニケーション能力の育成などを
目的とした教育ではないため、一方通行の遊びが多いです。

そのため、本来、育むべきこどもの能力を育てるには幼児教育は適していません
つまり、早期教育の時間はコミュニケーションを伴わない孤独な遊びの時間となることが多いのです。

4.雨がふっても公園に連れて行ってこどもを遊ばせることは大切

公園に連れていったり、お友達を呼んだりして、子供同士で遊べる機会を
たくさん持たせてあげましょう

その際に親が口を出し過ぎたりせず、なるべく子どもたちだけで
ケンカなどが起きても解決させることが大切です。

また、あえて遊具のない公園につれていき、そこにあるもので自ら遊びを
考えさせるようにすることも一つの幼児教育として、自発性を重視した
アウトプット型のものとしておすすめです。

5.自己肯定感が育まれない

自己肯定感とは、自分はかけがえのない大切な存在だ
自分の存在を肯定できる気持ちのことです。

子供時代に「自己肯定感」を育むことは最優先にすべき教育と言えます。
なぜなら自己肯定感こそが人間の生きる意欲だからです。

ところが仮に早期教育で自己肯定感を失くし、自分を愛せない人間に育つと、
他人を愛することも他人に愛されることもむずかしくなり、そのこどもの
将来に悪い影響を与えてしまいます

早期教育とはIQを上げること、つまり必ずそこにつきまとうものが有ります。

それは他の子どもとの「比較」です。

確かに「競争」という考えは必要です。
しかし、幼児期の教育に「競争」という発想はまだ必要ないです。

幼児期はとにかく自分の好奇心のままにさまざまな体験をして
失敗や成功を経験することが大切です。

目の前のプログラムがこなせない、要求されている答えが導き出せないとき
そんな時にママの溜息やパパの困った顔を見て、子供は悲しみ、自己肯定感を失ってしまいます。

そして親の期待に応えることや良い評価を得ることだけが大切だと勘違いしてしまい、
自分の存在そのものが素晴らしいという、本来持つべき自己肯定感をもつことができなくなります

その結果、大きくなって学習意欲を失ったり、
中には自分をわざと傷つけてしまう子供たちもいるそうです。

そのため、親はしっかりとそれを認識して、子供が受け身になりすぎないように、
自分のことはで選ばせるようにし、子供の自主性を尊重してあげる必要があります。

「できた・できない」ではなく、挑戦したことや頑張ったことを褒めるようにしてあげてください。

6.子供に過大なストレスを与える

早期教育により常に知識を詰め込まれ、親の期待に応えることを要求されると、
心も体も未発達な子供にとっては大きなストレスがかかることはまちがいありません

みなさんも一度は親の言うことにストレスを感じて、
すべて投げ出したくなったことがあると思います。

その結果、疲れやすくなったり、頭痛がしたりという症状を引き起こし、
重い病気を発症してしまう可能性があります

もちろん、人格形成にも影響を及ぼします。

常に緊張状態でいることを強いられた子供は、良い結果を出そうと頑張り、
自分の意思に関係なく交感神経を活発にさせて、体が興奮状態になります

長い時間興奮状態を維持することで、血管が収縮して血液の巡りが悪くなると、
脳に酸素が供給できず、脳の正常な発達が邪魔され、障害をもつことにもなります

脳の機能の発達が阻害されることで、突然奇声を上げたり
暴れだす「キレやすい」人格が形成されてしまったり、自傷行為をくりかえす危険性もあり
自己抑制が効かないこどもに育つ可能性もあります。

しかし、幼児期には自分の意思を表現できません。

だからこそ、親は子どものストレスのサインを見逃なさいように注意することが必要なのです。

以下にこどもがストレスを感じている時のサインをまとめておきます。
参考にしてください。

【幼児のストレスサイン】
疲れや無気力な行動
下痢や腹痛、嘔吐やめまい、頭痛などの身体症状
チックやどもり
おねしょや頻尿
気管支ぜんそくや円形脱毛症
指や物を噛んだりくわえる

7.親子の関係を壊してしまう

何もできなかった我が子が、早期教育によって目まぐるしく知識や技能を身につけていくと、
親は子供の脳の発達以上の教育を注ぎ込もうとする傾向があります。

その結果、親子の信頼関係を壊してしまうことがあります。

こどもは日々成長し、感情を豊かにしていきます。
そのため、始めは何の意思表示をしなかった子供も、
いずれは「アレは好き」「コレはイヤ」という「自我」を持ち、
親から離れて自分の思い通りのことをしたいという、「自発性」が芽生えてきます

そんな時に、一方的に知識や技能を詰め込もうとするのは危険です。
「自分のできないこと、嫌なことを押し付けられた…」そう感じた子供は
、その場で言葉や態度に表さなくても、内面では、親への信頼を失ってしまいます。
行き過ぎると、こどもと親の間に大きな隔たりができることもあります。

早期教育が親にも影響をあたえるときがあります・・・

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早期教育をさせる親が勘違いしてしまっていることは
「親の幸せがこどもの幸せである」ということです。

もう一度冷静に考えてみましょう。
こどもと親は確かに血はつながっていますが、
だからといって、親はこどものすべてがわかるわけではありません

なぜならお互い人間だからです。
そのため、
「親が選び、望んだ将来が、子供にとっての幸せであるとは限らない」
というのを前提に考えましょう

早期教育を行うことによって一定の成果を得られれば、
さらなる上を目指してしまう人が多いです。
しかし、まずそれにしっかり本人であるこどもがついてきているかを
確認するようにしましょう。

二人三脚でがんばっていくことが幼児のうちは大切です。

さいごに

ここまで、早期教育のメリットとデメリットについて
紹介してきました。

今回はデメリットのほうが多くなってしまいましたが
早期教育を行う上ではしっかりと知っておいたほうがよいので
紹介しました。

もちろん早期教育は、こどもの将来を考えたときに
役立つ面もたくさんあります

しかし、それを過度にやりすぎることでもたらされる弊害についても
しっかり考える必要があると思います。

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