英語教育などで使われる幼児教育のDVD学習効果はあるのか!?

はじめに

最近では、赤ちゃんに英語の早期教育を行うご家庭が増えてきました。

少し古いですが、2013年のベビカムの統計では、従来から習い事ととして人気である
水泳の次に英語が来ています。

2016年になった今でもこのランキングは変わりません。

このように英語の早期教育が流行る中、その方法はさまざまです。

そして、一番人気がある方法としてはDVDなどを用いたビデオ教育があります。

また、今ではたくさんの会社が英語用のDVDなどを販売しており、
内容はどんどん充実してきたものになっています。

また、DVDは両親が共働きや忙しい状況の中でも手っ取り早くできるので
それもDVD教育が人気な理由のひとつです。

本当にDVD教育に効果はあるのでしょうか?

ワシントン大学の学習脳科学研究所所長・Patricia Kuhl(パトリシア・クール)氏が、
子供の成長過程における、脳と言語のメカニズムに関する検証を行い、
その結果を発表しました。

彼女は、脳科学を用いた実験の中で、子供は生まれてから7歳までを
言語習得において最も効果的な時期として、その時期は全ての赤ちゃんが
語学の天才」であると言いました。

そして、さまざまな実験を通して、赤ちゃんは、はやいうちに英語の発音を
聞くことで「r」と「l」の発音を聞き分けることができるなどの研究結果を
発表しました。

しかし、同時にこれには条件があることも提示しました。

それは、生身の人間から発音される音を直接聞く必要があるということです。

それを証明するために、パトリシアさんは、ビデオや音声を通して教育を
ある一定期間行いました

しかし、まったく効果が現れなかったのです。

ビデオ教育のみをやっていた人には残念な実験結果かもしれません。
しかし、なるべく直接赤ちゃんに話しかけることが大切です。

しかし、だからといって、まったくビデオ教育がだめだということではありません。
前にも述べたように、今のDVDの英語教育内容は以前よりもわかりやすく、
充実したものになっています。

しっかりとバランスを取っていくことが大切だと考えます。

パトリシアさんの実験結果の動画のリンクを載せるので、
気になる方はぜひ見てください!

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