目次
はじめに
お子さまを幼稚園に入れたいと思う保護者にとって大きな仕事が幼稚園選びです。
ご家庭の教育方針やライフスタイルなどはもちろんのこと、
近所のお友だちがいる幼稚園の方がこどもにとってはよいのか?
など悩む点はそれぞれだと思います。
しかし、幼稚園選びの一番のポイントは、家庭方針やお子さまの性格に合った幼稚園を選ぶことです。
今回は、お子さまの幼稚園選びの際にぜひ行ってほしいチェックポイントを9つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
Check.1 教育方針はご家庭の考え方と合っていますか?
それぞれの幼稚園は教育方針を掲げており、その内容は園によってさまざまです。
例えば、保護者が「個性を尊重してのびのび育てたい」という考え方であるのに対し、
幼稚園の教育方針が「お絵かきや読み書きをしっかりさせる」「しつけに厳しく育てる」
というような内容であれば両者の考え方が相反してしまいます。
その場合は、他の幼稚園で、「幼児の自発性」などに重点を置く園などに
変えたほうが、こども的にも保護者的にも良いです。
そのため、お子さまと保護者がなじめる教育方針の園を選ぶようにしましょう。
ご家庭の方針と合っている教育方針の園を選べるとベストです。
また、園の教育方針がしっかりとその園の教育理念として、行き渡っていることも大切です。
教育方針が幼稚園でのカリキュラムやその園で働く先生一人ひとりに浸透しているかを
きちんと確認しましょう。
そのためには幼稚園の説明会や、見学などに行くのがおすすめです。
実際の雰囲気などを体感することもできます。
Check.2 保育時間の確認と延長保育の有無
その園の保育時間がご家庭のライフスタイルと合っているかもチェックしましょう。
共働きなど、それぞれによって家庭のライフスタイルがちがいます。
また幼児教育に興味ある家庭は意識の高い家庭でもあると思うので、保護者の方々も
ハードな仕事を毎日こなしていると思います。
そのため、なかなかこどもに寄り添って挙げられない時間をしっかり有意義に過ごさせてあげることはたいへん大切です。
また、迎えに行く時間との兼ね合いが大切になってくるので、延長保育などが
可能かどうかもしっかり確認することが大切です。
Check.3 園の規模は大きいか、小さいか。
園の規模は園の雰囲気に大きく関係してきます。
幼児期は体を動かしたり、さまざまな体験をすることが大切になってきます。
そのため、充実した遊具や遊び場、またプールなどの施設が充実しているかを
確認する必要があります。
また、園児の多い幼稚園はイベントが大規模になって楽しい傾向があり、
園児が少なめの幼稚園は園児一人ひとりに先生の目が行き届きやすい傾向があるなど
規模が大きい場合と小さい場合の両方のメリットやデメリットがあります。
それらの点をしっかり子供の性格などと考慮して、家庭で相談して決める必要があります。
Check.4 昼食はお弁当か給食か。
弁当か給食か、という点も重要なチェックポイントのひとつです。
お弁当は忙しい保護者にとってはなかなか時間が取れません。
そのため、園で給食を出してくれるかどうかは大切なポイントになります。
弁当は手間がかかる一方、お子さまがアレルギーをもっている場合に食事の調節がしやすかったり、弁当を残した量でお子さまの体調を確認できたりというメリットがあります。
給食は費用が掛かりますが、保護者の負担が減る点がメリットです。
なお両者のいいところ取りができる、給食・弁当混合型というのもなかにはあるそうです。
しっかり両者のメリット・デメリットを検討して決めることをおすすめします。
Check.5 通園時間はそれほどかからないか。
やはり、園は家から近い方が送り迎えなどを考えても良いです。
そのため、通園の際にどのくらい時間がかかるのか、自転車などで
行ける距離があればよいですが、そうでない場合は、車での送迎などは可能なのかなど
確認する必要があります。
また、徒歩で通う場合、幼稚園までの道に危ない場所はないか確認しましょう。
もし、どうしても通わせたい幼稚園が遠い場合は、通園バスがあるかどうか、
また園の近くの駅から送迎バスなどは出ていないかをしっかり確認しましょう。
自宅の近所を通っているか、費用に無理はないか、バスの時間は早すぎないかといった点のほか、
台風や地震などの緊急時や遅刻したときなどにバス以外の代替手段があるかも確認が必要です。
Check.6 園で催されるイベントは頻繁にあるかどうか。
これは幼稚園選びの際にとても大切です。
というのはいっけんイベントがたくさんある方がよいですが、
働いている親にとっては保護者参加のイベントが多いと仕事との両立が
大変になり、心身ともに疲れ果ててしまう可能性があります。
そのため、年間でイベントがどれほどの頻度であるのか、また、それは保護者が
参加しなければならないものなのか、しっかり確認するようにしましょう。
また、お子さまにとってもイベントは楽しいものですが、
多すぎると体力的に負担になることも考えられます。
お子さまにも保護者にもちょうどいいバランスの数のイベントが開催されている園を選ぶことをおすすめします。
Check.7 施設・設備などは衛生管理がしっかりできていおり、安全か。
園の施設・設備が清潔で安全かどうかはしっかりチェックすべきポイントです。
遊具や園自体が古い場合は災害などがあった場合、たいへん危険です。
また、手洗い場やトイレはきれいか、教材がきちんと整理されているか、
園庭は十分な広さがあるか、またしっかり手入れされているか、
といったことを園の見学でチェックすることをお勧めします。
さらに、お子さまが和式トイレに慣れていない場合は、
トイレが洋式か和式かも確認しておくことも必要です。
Check.8 園児や先生は楽しそうに園での生活を過ごしているか。
これは幼稚園選びで最も大切なことです。
幼稚園で過ごすお子さまたちや先生の様子は、お子さまが園に通う姿をイメージするうえで
重要な要素です。園児や先生たちが楽しそうにしているかどうかをチェックしましょう。
子どもたち同士の仲のよさはもちろんですが、先生同士の関係も
とても大切です。先生同士が協力できていないと良い幼児教育はもたらされません。
園全体の雰囲気がお子さまに合っているかどうかもよく見ておく必要があります。
例えばきびきびした雰囲気の園には、おっとりした子はあまり向かない可能性があります。
見学の際にはしっかり園児たちの様子なども見てみましょう。
Check.9 プレ幼稚園や見学に行ってみて実際に体感してみる
「百聞は一見にしかず」というように、幼稚園ごとの雰囲気を知るには実際にその園に
言ってみることが一番です。
今はプレ幼稚園に参加したりすることができます。
そのため、積極的にそのようなイベントに参加して、お子さまたちや先生の様子、建物の様子、
通いやすさなどをまとめてチェックするようにしましょう。
さいごに
ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンが
「5歳までの教育が、人の一生を左右する」という発言をしたように、
幼稚園に通う時期とはお子さまにとってたいへん大切な時期になります。
ぜひ、見学やプレ幼稚園に積極的に親子で参加して、
家庭方針やお子さまの性格にあった幼稚園をお選びください。
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